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YELLOW FLOWER×WHITE FLOWER×ONE PIECE


明るい水色の地色に反対色の黄色い花と白い蘭の花、インパクトのある和服っぽくない着物リメイクのワンピースとなります。

柄行も使われている色も着物のイメージとはかけ離れた着物でした。

着物を解いて気が付きましたが、裏側に三越のマークが付いていました。
老舗デパート、三越オリジナルの着物のようです。
最近は着物も呉服店ではなく、デパートで買う方も増えてオリジナル着物まで販売しているようです。

昨今は中古着物を扱っているお店も時代の流れに合わせて変わっていくようで、
私が着物を探しに行くリサイクル店の中には若い方向けに店内のディスプレイや商品傾向も
原宿のブティックのように賑やかな店舗もあります。

そんな今風に着物を着こなした個性的なお嬢さま方と出会えるお店で見つけた、
日本の伝統的な着物のイメージとはかけ離れた着物でした。
今までにない色と柄、何も考えなくても可愛いワンピースになりそうな要素が
一杯で逆に如何なものかと思いながらも購入しました。

他の生地を加えずに総柄のパフスリーブのロングワンピースです。
ウエストにはゴムを入れギャザースカートに、少し幅広のリボンを前で結んで可愛さがアップしました。

リボンの後ろ身頃にあたる部分は型崩れしないように内側に接着芯を貼っているので
シルエットは綺麗になりリボンの結び部分や垂れる生地はフワッと優しくなります。

実際にご試着いただくと見ている時よりもずっと素敵に感じていただけるはずです。
少し迷って購入した着物でしたが、大正解だったと思っています。

総柄の花のどの部分を前身頃中心にもっていくか、大柄の場合、
柄の配置は重要で新品の生地でしたら自由自在ですが、
リサイクル着物の場合は切り込みやダメージ部分もあるので、
何も考えずにメイン部分を裁断してしまうとスカート部分の長さが足りなくなる場合もあります。
大きな花模様も同じ花が隣合わせにならないよう限られた生地で配置するのが一番大変な作業ですが、
出来上がってしまうと全く分からない下仕事の苦労部分です。
ただ、そんな苦労が分からない服は大成功で、
上手く柄合わせができていないと洋服になった時に気になって、決して魅力的な服には見えませんので一番大切にしたいところです。

そんな意味でも私にとっては大成功の魅力ある素敵なロングワンピースになりました。

青空の下、笑顔一杯で着ていただきたいお勧めの一品です。

この一品の詳細はこちら

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